アンソレーナさんと
“スラム改善”を語ろう!
~2017年度セミナー~
アンソレーナさんは、4年ぶりにパキスタンを訪れ、OPPのその後の発展状況を知ることができました。また、メキシコで会った活動家からは、当時の住民運動が、現在メキシコ全土に広がっている、との報告がありました。
今年度のセミナーでは、それらを中心に、社会から疎外されている、貧困者の生活状況を改善するための闘いについて、いくつかご紹介します。皆さんのご参加をお待ちしています。
日 程 | 国 / 地域 |
4/24(月) | パキスタン〈1〉 OPP-RTI(オランギ低価格下水道設置事業) “2013年のリーダー殺害事件を乗り越えて” *オランギ市で生活改善を求める住民に、技術的サポート *市全体で行っている上下水道設置、住宅改善、教育支援などが全国規模に発展 *若者の参加、災害時の支援など OPP-RTI: Orangi Pilot Project Research Training Institute |
5/22(月) | パキスタン〈2〉 OPP-OCT(オランギ慈善トラスト) “経済的に困難な人々への融資と支援プログラム” *露天商、家内工業など、個人への融資 *貧しい農民などのグループへの融資 *最も貧しい女性と最貧困世帯への支援 *多くの村で融資活動を行うグループを育成 OCT: Orangi Charitable Trust |
6/26(月) | (1)フィリピン TAO(若い女性建築家の技術支援グループ) *活動:強制撤去や洪水、地震、台風などの被害者が、再生プログラムに積極的に参加できるように支援 *建築科の学生が、スラム街で働くための養成 TAO: Technical Assistance Organization (2)ラオス Vientiane Rescue *交通事故などが多発するラオスの首都で、市が行っていない救急活動を担う若者のボランティア・チーム |
7/24(月) | (1)メキシコ *都市貧困者の問題を解決するための組織化の過程(1975年以降) *政府に影響を与えるために、大規模な民主組織を結成 *水の商品化と民営化に反対する国民闘争 (2)アルゼンチン Radio la Colifata *精神科病院の“ラジオを通じて閉ざされた心を解き放とう” *他の国々にも影響を与えている |
講師 ホルヘ アンソレーナ
毎年、半年以上、世界各地のスラムの貧困者を訪ねて交流し、
居住環境の改善と、住民が自立するための支援を続ける。
SELAVIP(ラテンアメリカ アジア住居奉仕団)代表。
1994 年マグサイサイ賞国際理解部門受賞。
日本建築学会会員。イエズス会司祭。
時 間 18 : 30 ~ 20 : 00
会 場 岐部ホール 4階 404 … JR・地下鉄「四ツ谷駅」すぐ
【アクセスはこちら】
参加費 無料。会場での寄付歓迎(申込不要)
連絡先 ℡ 03-5215-1844
主 催 イエズス会社会司牧センター