世界と日本の現状、分裂家族、移民、難民、戦争:安藤勇神父(イエズス会社会司牧センター)

2017年7月5日(水)に、
カトリック麹町聖イグナチオ教会アルペホールで行われました、
麹町聖イグナチオ教会とイエズス会社会司牧センター共催の
2017年度連続セミナー「家庭における愛」 第5回目のようすを収めた動画です。

テーマは「世界と日本の現状、分裂家族、移民、難民、戦争」 〔『愛の喜び』32-57番参照〕
講師は、イエズス会社会司牧センターの安藤勇神父です。

【参照】 セミナー中に紹介しているのは、以下のブックレットです

東アジアの移民の出版物

イエズス会社会司牧センター
(移民デスク担当) 安藤勇SJ

  東アジア地域では、若い人たちの移動が盛んになっている。彼ら/彼女らは仕事を求め、自由な国を探している。貧困から逃れて、自分の将来を含め、家族や子どもたちの教育を心配しながら、どんな苦労に遭っても日本、韓国、台湾などへ出稼ぎに来ている。彼らは普段「移民」と呼ばれている。

  この「アジア移住」、すなわち、 東アジアの「MIGRATION」の現像を取り扱う“Left-Behind Children and the Idea of the Family”(原文英語、2016年、116頁)という本が昨年末に出版された。

  東アジア諸国に拠点を持つイエズス会系の移民ネットワークは、以前からアジア移住問題に関心を持ち、移民労働者と関わりながらその状況についての研究も続けている。2014年からイエズス会は、この新しい移民ネットワークを結成した。現在そのネットワークに、日本も含む7か国が加盟している。

  昨年、ネットワークのメンバーの経験をもとに、5か国の研究者が自国の移民たちの現状を取り上げ、本を英語で出版した。この出版物は外国へ出稼ぎに出掛けた両親の生活状況よりは、あとに自国に残された家族や子どもたちの 目で、新鮮な立場から出稼ぎ労働者の状況等を取り上げている。

  本のすべての報告は英語。しかし、少しでも日本の読者が理解できるように日本語の付録(25頁)を作り、様々な教育の場でも使いやすくできている。関心のある方は、当センターまでご連絡ください。

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★頒布価格500円(送料別、日本語付録つき)

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