カトリック 世界のニュース(172)

ブラジル:教皇フランシスコ、「行きなさい、恐れるな、仕えなさい」
 バチカン、7月28日(バチカン・ラジオ)。日曜日にリオデジャネイロで「世界青年の日」のミサを行った教皇フランシスコは会衆に、今や行ってこの経験を他のひとに伝えるときが来ました、と述べた。コパカバーナ海岸に集まった大勢の人々に向けて教皇は、世界青年の日のテーマに焦点を当てて、「行って、すべての民を弟子としなさい」とメッセージを送った。ともに集った若者たちに、教皇は三つのシンプルな言葉「行きなさい、恐れるな、仕えなさい」を掲げ、彼らを激励した。「この三つの言葉に従ってください。そうすれは、福音宣教する者が福音化され、信仰の喜びを伝える者が喜びを受けることを経験します」。

シリア:アレッポの小さな「世界青年の日」
 アレッポ、8月2日(Agenzia Fides)。教皇フランシスコがリオで世界青年の日の閉会ミサを行った日に、約850人の青年キリスト者が、青年センターGeorge and Matilda Salemに集まった。アル・サベール地区のサレジオ会によって、ふり返りや祈り、ディスカッションや娯楽を行う活気に満ちた一日となった。あるアルメニア・カトリック司教はアレッポの若者たちと共有した経験について語った。「戦争の傷跡を残す都市で、これほど多くの若者が恐れることなくいるのを見て、驚きました。[中略]私たちは、WYDのはじめの数日に、『誰も希望を奪うことができない』という呼びかけとともに教皇が言われた言葉を最大限実践しました」。

中央アフリカ:四教区に復興資金が割り当てられる
 バンガスー、7月30日(Agenzia Fides)。チャドとスーダンから来た急進イスラム民兵連合「セレカ」による襲撃と略奪を受けている中央アフリカのカトリック四教区は、人道組織「Aid to the Church in Need」が推進する緊急支援キャンペーンから援助を受ける。セレカの反乱軍はこの地域で、教会資産の50%を略奪した。被害地域のひとつ、バンガスー教区のアギーレ司教は声明の中で、人々はいま犯罪集団による広範かつ組織的な襲撃を経験している、と報告している。

ヨルダン:難民キャンプの改宗活動にカトリック教会が警戒
 アンマン、7月30日(Agenzia Fides)。福音派のグループとつながりを持つキリスト者が行うある取り組みが、依然として議論の的になっている。彼らはヨルダン北部ザータリの難民キャンプで、福音書と霊的内省に関するリーフレットを配布する。同キャンプはヨルダン領土内にあってシリア内戦から逃れてくる難民の主要な受入れ地である。インターネット上の映像は今なお論争を引き起こしており、カトリック教会の責任者を代表する形で警戒が出されている。エルサレムのラテン総主教区Maroun Lahham大司教は「人道的取り組みを食い物にして改宗活動を達成しようとすることは、キリスト者の真のダイナミックな証しとは無縁のものです」と述べている。

オーストラリア:イエズス会難民サービス、新しい難民政策を非難
 シドニー、7月22日(JRS Newsroom)。イエズス会難民サービスは、豪州政府のPNG(パプア・ニューギニア)難民解決策(両国間地域再定住協定)を非難し、残酷で非人道的な同政策の真の犠牲を明らかにするよう首相に呼びかけている。これは、豪州の納税者、PNG社会、そして豪州での避難を求める人々の命に、犠牲を求めるものである。亡命希望者をPNGに送り返すのは刑罰的で無分別、性急な政策発表であり、迫害を逃れる人の安全経路の強化よりも選挙勝利を目論んでのものと思われる。貧困生活を送る人が現在人口の40%以上もいるため、PNGは自国市民を養う資金とサービスを欠き、JRSなどの機関が行なうような特定サービスと支援を必要とする難民たちを放置することになってしまう。

アルン デソーザ SJ(司祭)
村山 兵衛 SJ(神学生)

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